【書評】 不動産投資レジェンド鈴木ゆり子さんの本を読んだ
おはようございます。ナスオです。
「 専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法」
読了しました。
著者の見た目のビジュアルから読んでみたかった。感想書いてみます。
この著者の鈴木ゆり子さんは専業主婦でありながら、
不動産投資をやっていく中で、管理に不満を持ち、
ハウスクリーニングから始めいまは不動産仲介会社を立ち上げているすごい方です。
この本は以下の方におススメですね。
・不動産投資初心者
・不動産投資の実例ストーリーを多く読みたい、特に起きるトラブル
・不動産投資のドミナント戦略が気になる人(埼玉北部地域)
本の概要
不動産投資術、お掃除・リフォーム術、競売、空室対策、資金をためる方法など
不動産投資について網羅的に書かれています。
ストーリ-仕立てで著者のトラブルが多く書かれていておもしろく読みやすいです。
出版日
2007年8月
少し前ですね。ただ、本質的なことが書かれてあるのであまり古くは感じません。
ページ数、読むのにかかる時間
240ページです。
本の厚さとしては普通ですが、
行間にあまり隙間がなく、とてもじっくり書かれているのが伝わってきます。
ですので読みごたえはあります。
読了にかかる時間は3時間くらいでしょうか。
本の内容で気に入った部分抜粋
100人中ひとりが気に入る物件であればよい
全員が気に入る物件は価格も高いし家賃も高い。
1人に気に入ってもらえばよい。この視点は大事ですね。
ぼろ物件でも、家賃が安ければ住みたいというニーズはある
そういう人は新規で契約するより、更新料の方が安いので更新を選ぶ傾向にある。
つまり、長く住んでくれることで空室対策にもなるということです。
その他の例では、
5階建てマンションエレベータなしで競争力がない物件を、ペット可にして競争力を上げることがかかれてたりします。
昼の仕事と夜の仕事を持つ
昼の仕事とは通常の仕事で、夜の仕事とは家賃収入のことらしいです。
不動産は大きな金額が動くので、お金のありがたみを常に忘れないようにしているようです。希望があれば5000円かけて家賃集金にも行く。
頭金の1000万は月の家賃3万が積み重なったものという言葉がいい言葉でした。
安く買った戸建てを手直しして安く貸す-まずは戸建賃貸から
土地について
銀座の坪単価は1億円に対し、辺鄙な場所は数千円→ 10万倍も差がある
対して建物の家賃は
銀座は月20万、辺鄙では月2万→10倍の差しかない
アパートは製品で土地は原料であるが、
原料と製品の金額にゆがみがある。
日本でもどこでも都会は一握り、多くは地方。地方で勝負をするべし。
私が感じたのは、
地方で賃貸需要があるエリアを見つけ出すことができて、安く購入することができれば勝てるんじゃないかということです。
お泊りリフォーム
泊まり込んでリフォームすることで、
・物件の夜の雰囲気
・居住者さんの様子が分かったり、朝コミュニケーションが取ることができる
・風向きがわかる、部屋のどの部分が寒いとか暑いとかもわかる。入居者さんにアドバイスができる。
物件は製品であり、入居者さんはお客様です。
物件に愛情をかける、入居者とコミュニケーションをとることで満足度が上がり、
賃貸経営がうまくいくことは必然ですが、
ここを愚直にやっている投資家さんはどれくらいいるのか、、、
わたしも、自戒を込めてここに書いておきます。
満足度★★★★☆
他ももう一冊ぐらい読んでみたいですね。
小手先のテクニックではなく、本質的に大事な部分が書かれた良書でした。